【読了】『Effectuationエフェクチェーション』
2025.04.29
帯の通り。戦略や計画よりも重要な方法。
についてわかりやすく書かれています。
走りながら考える、に近いけど、もう少し地に足ついている感じ。
というのも、私の場合、走りながら考えて何か仕事をしている時って、結構良くも悪くも適当だったりします。
根拠のない自信?楽天的?見積もりが甘い??
そう。
昔の上司によく言われました。ただ、色々な経験則と最終的には圧倒的な活動量で「なんとかしてきた」だけ。
なので、当然なんとかならない時もあるわけです。活動量を落とすことなくやっているので、最終的に周りが助けてくれてなんとかなったことも多々。
でも、本書の意味合いは違う。
戦略を練る。計画を立てる。勿論PDCAは大事なのだけど、いくら練っても考えつかない時もある。
そんなとき、まず動いてみる。わけなんですが、その動くときが地に足ついているんです。
例えば、許容範囲の損害の範囲内で動く。
自分が持っているカードの中でできることからやってみる。
自分の強みを活かす。
人と出会う中で化学反応を起こす。
みたいな感じ。
あくまでコントロールできる範囲で初めてみよう、という点が、大雑把な私の仕事とは大きく違う。
ただ、もう一つ大事なことは、コンフォートゾーンに居続けない、ということ。
1ミリでもいいから足を踏み出す。
私は起業してるといっても、社員もいないスモールビジネス。起業家だと自分では正直思っていません。
ただ、本書の内容については共感する点も非常に多いし、振り返ってみるとそう動いてきたことも多々あったりします。
大きなチャレンジをいつもしてているわけではない。
でも、前例踏襲は絶対にしない。
大きなチャレンジを繰り返しているわけではないけど、小さなチャレンジは結構している。
そして全力でやることで少しずつ事業環境も、一緒に組む人も変わってきている。
多分これからより必要になりそうなのは、本書でいう「クレージーキルト」と、「飛行機のパイロット」。
もっといろいろな人にあって刺激を与えあう。学びあう。
そして常に自分で考え選択し行動する。つまり、手綱は手放さない事。
そう考えると、51歳になってもまだまだ学び続けだな、と。