粘りが大事?_535
2025.06.24
おはようございます!
課長と組織を変える研修コーチ、学庵の森川です。
昔勤めていた会社でこんなことを良く言われました。
上司:「モリカワ君。”できない”には5つの理由があるんだ。知ってるか?」
森川:「はい。時間がない。お金がない。やり方がわからない。やるツールがない。やる気がない。ですよね。」
上司:「そうだ。で、今これができない理由はどれだ。言ってみろ!!」
って詰められたら、まさか「やる気がないです」なんて言えないですよね。
だって、「じゃあ、やる気出せ!」という根性論になって逃げ場がなくなるからです。
ただ、実はこの、できない5つの理由って、いわゆる制約条件なんです。
そしてその制約条件をどう解除していくか?が仕事を推し進める時に重要になってきます。
若い時ってまだ仕事力が十分身についていないと思います。
そんな時にぜひ知ってほしいこと。それは、「上司は仲間であり、上司は仕事を完遂するためのツールである」ということ。
だって、上記のできない理由の4番目までは上司の力でほとんどの事が解決します。
時間とお金はなんとかしてくれるかもしれない。やり方は教えてくれますよね。ツールも教えてくれる。
上司って一番身近な支援者なんです。
この力を借りてでも仕事は完遂すべき。だから「ツール」なんです。
でも、「助けてください」を中々言えないメンバーもいます。
そう考えると進捗確認をする時に、何がハードルになっているのかを上司はしっかり把握しないといけないよね。
と、先日ある組織の新人研修に登壇したときにこの話をしながらいろいろ考えていました。
でも、その研修の一番最後にある参加者がボソッとこういったんです。
「自分の場合はほとんどの場合やる気がない、だと思う。」って。
そんなこと言うなよ!!とか思いましたが、でも、そういうこともるよな~と。
やる気を自分で出せる人は放っておいても大丈夫。自力で何とかしてくれます。
じゃあ、自分でやる気を出せない部下に対してはどうしたらいいのか?
(この先は、私だったら、なので模範解答とかではありません)
首根っこつかまえてやらせます。
細かく進捗確認をして、できている事と不足していることを明確にし、少しずつでもゴリゴリ推し進めます。
勿論パワハラとかはダメです。
でも、チームで仕事をしているいじょう、そこでチームの仕事を後退させるわけにはいきません。
やり切らせます。
とここまで書くと根性論っぽい。
でも、少しずつでも仕事が進んでいく中で、必ずそれをフィードバックします。
「お、進んだやんっっ!ナイス!!」
「お、確認するようになったやん。進化した!!」
とか。
人によって成長スピードは違いますが、ここまで関わるとなんやかんやで、やることが当たり前になっていきます。
勿論仕事が期待値に届いていなければそれも伝えますが、変化したことは必ず伝えます。
組織の中にはいろいろな人がいます。
でも、皆同じように可能性を持っていると信じて関われば、なんらかの変化は期待できるはずです。
粘りましょう!
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「おもろく学び おもろく働く」
■株式会社学庵(manabi-an) 代表取締役 森川 宗貴
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■CDA(Career Development Adviser)
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