will Can Must_537
2025.07.01
おはようございます!
課長と組織を変える研修コーチ、学庵の森川です。
ビジネスパーソンが自律して自身のキャリアをデザインすることが大事なのですが、今は大学でもキャリア教育がマストになってます。
私の学生時代は勿論そんなものなかったので、素晴らしい世の中になったな、と感じますが、一方で、「何がしたいか分からない」という声も多数聞こえてきます。
キャリアを学んでいくと必ず出てくる理論で、「Will Can Must」というものがあります。
Willはしたいこと。Canはできること。Mustはしないといけない事。
この3つの円の重なった部分が所謂「天職」ですよ、という話。
勿論そうなのですが、世の中そんなに簡単じゃありません。
私も色々な場面で色々な年代の方のキャリアカウンセリングをする機会がありますが、多いのは、「Will」が見つからない、という話。
若者の場合はそもそも職業経験がない(浅い)からWillがわからないケースが多い。
逆にベテランの人の場合は、日々忙殺されていて、Willを見失っている(気づけない)ケースが多い。
どちらにしても自律してできることは、Mustを頑張りCanを拡げ、そもそもの円の重なりを大きくすることだと、今はそう思っています。
ただ、最近それでもどうにもならないこともあるんだな、と感じたことがあったので共有します。
ここでは「キャリア≒人生全体」という前提でお伝えします。(仕事の話だけはないよ、という伏線です)
私は会社を辞めて起業しているので、多分基本好きな事を仕事にできている、ハッピーな人だと思っています。
つまり、MustもCanもWillもかなりの部分重なっている。
ただ、そこから外れる仕事もあるんだな、と最近痛感したんです。
それは、「町内会の仕事」と「庭木の伐採」です。(昨日1日で両方やったので・・・)
町内会は基本家人がしてくれているのですが、面倒なものだけ私に振られてきます。
今回振られたのは、町内会会費の集金です。
仕事だからMust。集金は簡単だからCan。でも、面倒くさいからWillでは全くない。
なので、ニコニコしながら事務的にうちの町内の家を回っていました。
まあ、やってみたらそう時間はかからず終わる。
終わってみても別にWillにはなりません。
ただ、近所の人と会って話をするのは意外と楽しかったんです。(ほんの一瞬ですけど)
ここ大事。
そして庭木の剪定。
これも同様にMustだしCanだけどWillではない。はい。超面倒くさいです。今回は伐採する範囲もかなり広げたので時間もかかりました。
3時間、枝を切り、袋に入れるためさらに細かく切り、袋に黙々と入れていく。45リットルのゴミ袋6袋。汗だくです。
終わってみても別にWillではない。(だって汗だくだし、エネルギー残量ゼロになったし)
ただ、終わった後の庭を見てみると、悪い気はしない。さっぱりして気持ちいい。
ここ大事です。
両方の仕事、私別に楽しくありません。
ただ、やってみて悪い気はしない。
そうすると何が起きているか、私の中で。
次の町内会のイベントとか集まりの時、会うのが少し楽になるな~という事。特に地蔵盆。
そうすると地蔵盆も面倒だけど、まだましになる。
庭木の伐採も「すっきりしたから下草なに植えようかな」なんて考えていえる。
まだWillにはなってません。でも、次どうしよっかな、とか考えていえる。これは大きな進歩だと思います。
でもこれ、やってみたから気づいたこと、なんです。
もっと言えば、ポジティブなフィードバックを自分で取りに行ったから、とも言えます。
だって、近所の人と話すの、悪くないな、と自分で振り返ったから。
庭の木を切ってすっきりしたな、と自画自賛したから。
勿論周りが色々フィードバックしてくれることもあります。でも、正直そうじゃない時の方が多い。
だから自分で自分へのフィードバックを取りに行く。
これがまさに自律的なキャリア形成なんだな、と感じました。
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「おもろく学び おもろく働く」
■株式会社学庵(manabi-an) 代表取締役 森川 宗貴
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■CDA(Career Development Adviser)
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