大人なしい人は損なのか?_513
2025.03.21
おはようございます!
課長と組織を変える研修コーチ、学庵の森川です。
先日ある企業様で1年目の社員の方々に仕事の進め方の研修を実施しました。
グループでのワークが多いこの研修なのですが、グループワーク中の周りへの関わり方は勿論、研修中の私との絡み方にも一人一人の個性がでてきます。(どの階層でも勿論同様です)
私は「講師」という立場なので、参加者全員にアイコンタクトを送り、メッセージや熱量を届けながら相手を観察しています。
その中で色々な個性を認識するのですが、やはりワイワイと賑やかに話し、周りに関わり、動いている人は目立ちます。
当たり前の事なのですが、活動量が多い人は良い意味で目立つ。
積極的にこの場に参加しているので、そりゃあそうなんです。
一方で大人しい目の人や発言量が少ない人はどうしても存在感が薄くなってしまう。
また、講師としても「大丈夫かな?ちゃんと学びを得られているかな?」と心配にもなるし、もっと行くと「ん?なんか私あの人の気に障ることでも言ったかな?」みたいな余計な心配までし始めたりします。
私自身は活動量を落とさない、というか、膨大な活動量こそが仕事の質を高め、結果を出すためには重要だとも考えてずっと仕事をしてきた人なので、活動量が多い人には勝手に共感するし、活動量が控えめな人には「ん?大丈夫」と思ってしまう傾向はあります。
ただ、この日の研修を見ていて改めて感じたことは、大人しいなりにも存在感を示している人はいる、ということ。
この研修は仕事のシミュレーションを研修の中で行っているのですが、グループで話し合っているとどうしても活動量が多く発言量が多い人が目立つんです。
でも、そんな中でも大人しい目の人が周りに自分の意見を伝えたり、上司役の私のところに報告に来た時に、正確でわかりやすい報告をしたりと、ぴりっりと渋い活動をしている人は少なくない。
口数の多い少ないは正直根深いキャラクターに拠るところでもあって、変えていくのは難しいと感じている人も多いと思います。(特に少ない人)
でも、社会では活動量が増えないことで色々と損をしてしまうことも事実です。特に印象面。大人しいから派生して意見がない、やる気がない、くらいまで誤解されてしまう可能性もある。
ただ、ワイワイガヤガヤできなくても、誰よりも真剣に考え、発言量も増えないけど、自分の意見や感じている事だけはしっかりと伝える。
その姿は非常に刺激的ですし、周りに良い影響を与えていました。実際に。
この研修の中で、大人しい目だけど、刺激的だった人たちはこのように、自身の「真剣さ」を周りに見せつけていました。
これも一つのリーダーシップよね、と改めて。
そして上司側はそういう態度や姿勢をきちんと観察することも同時に重要です。
じゃないと物理的に目立っている人ばかりに目が行ってしまうので。
など等色々感じながら参加者の皆さんと建設的な学びの場を作れるこの仕事はおもろいな~、なんて仕事中も思っていました。
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「おもろく学び おもろく働く」
■株式会社学庵(manabi-an) 代表取締役 森川 宗貴
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■CDA(Career Development Adviser)
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