成瀬あかりシリーズ第2弾。知人の勧めでまとめて購入しましたが、確かにおもしろい。
成瀬は前作は高校生（膳所高校）でしたが、本作で無事京都大学に合格し大学生。
でも、マイペースなのは相変わらず。
マイペースという言い方はあまり適さないのかもしれません。というのも、成瀬は自分の信じた道を突き進むだけだし、正しいと思うことをするだけ。やりたいと思うことをやるだけ。
そして将来は西武デパート跡に日本一のデパートを建てること。
滋賀を、大津を、膳所を愛してやまない18歳。

物言いはぶっきらぼうだが謙虚さが同居しているのが読んでいてもキュートに感じてしまう。（その時点で成瀬の虜になっている）
観光大使の同期にインスタの使い方を教わったり、バイト先のスーパーの常連さんの話に素直に耳を傾けたり。
そう。一見変人に見えてしまうが、人格はものすごくまともなのが成瀬の魅力。
だから関わった人は色々な想いを持ちつつも結果成瀬の虜になっていくのね、と2冊目を読んで改めて。

成瀬が就職したらどうなるのか？これは正直気になるので、続編に期待しています。