気持ちよく働いてもらうには?_548
2025.08.08
おはようございます!
課長と組織を変える研修コーチ、学庵の森川です。
先日ある企業様で管理職研修を実施していました。
久しぶりの研修だし、皆忙しいから研修に前向きじゃない人も多いと思います。という事前情報もありましたが、実際始まってみると皆さん学びの意欲も高いし真剣に参加してくださっていました。
ただ、その中で一人だけなーんか腑に落ちない顔をされていたんです。
グループワークは真面目に参加している。でも、腹落ちしていない。
そんな様子が気になって少し話を聴いてみました。
簡単に言うと会社への不満。現場の事を全く考えてくれていない。
大事な仕事(品質保証)をしている部署なのにその道の専門家を配属してくれないし、部下は全員60歳を超えたベテランのみ。
これで人を育てろと言われても、みたいな話でした。
そしてその状態が5年経っても変わらない。だから自分がやるしかなくてすべての仕事を巻き取ってしまっている。
うーーん。
マネジメントは「やりくり」です。
なので今ある手持ちの資源をどう活用するか、が大事です。
ただ、この状況だと資源が乏しすぎて活用しようがない。
話を聴いていて確かにそうだよね、と思っていました。
勿論色々な会社の事情がありますので、その会社の態勢がどうこう言う気はありません。
ただ、適切な支援が受けられていないと感じると色々不満も感じるしやる気もそがれるのね、と思いました。
少しドライな言い方をすると、私は仕事は仕事なので自分でなんとかするものだと昔から思っていました。
会社に対して勿論あれこれ言いたいことはあるし不満もあるけど、でも自分が引き受けた仕事なので自分で何とかするしかない。勿論会社にも事情も言い分もあるだろうし。
勿論色々と要求を会社には伝えましたがそれが通ったこともあまりありません。
ただ、唯一良かったのは、一緒に働いていた上司がなんやかんや言っても私を支えてくれている、という実感はあったのです。本当にそれが救いでした。
管理職になると頼れる人って結構少ないし、基本的には自分でなんとかするしかない。
でも、それも長く続くとやっぱりしんどいし、意欲もそがれるし、何よりも会社へのロイヤルティが落ちていく。
会社が。上司が支えてくれている。
そういう実感が大事なのね、と改めて感じました。
仕事だからやれ、はだめよね。
そんな話。
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「おもろく学び おもろく働く」
■株式会社学庵(manabi-an) 代表取締役 森川 宗貴
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■CDA(Career Development Adviser)
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