相手に質問させるには?_521
2025.04.18
おはようございます!
課長と組織を変える研修コーチ、学庵の森川です。
結構図々しい私でも質問しにくいシチュエーションってあるんだな、と感じたことがあったので共有します。
健康優良児で怪我も少ない私ですが、先日ある病気に罹患してしまいました。
それは、
「痛風」
です。
数日前からなんか足首に違和感あって、少し痛い。でも、ま、いっか。と放置していたのですが、大阪で仕事が終わった後ある会合に参加するために西梅田へ移動。
そして会合(勿論お酒つき)スタート。
最初のビールを飲んだ後くらいから、痛む足首が腫れてきたのがわかる。熱も持ち始めた。これはいかん。
と重いその会合を中座して帰ろうとした時、立ったら痛すぎて歩けない。
こんな激痛生まれて初めてです。
とてもじゃないけど駅まで歩けない。というか、一歩も歩けない。どうしよう。
とか思いましたが、覚悟を決めて激痛にうめきながら一歩ずつ歩き、何とか地上にでて、タクシーで帰りました。
激痛で夜も眠れず、朝速攻で整形外科へ。
先生の見立ても即「痛風です!!」
でした。
そのあと、一応レントゲン撮影して血液検査して結果が出たらまた診察室で先生の話を聴く。勿論痛風確定。
検査後の診察を待つ間に先生にいくつか聞きたいことがあったので、まとめていたんです。
・運動はどうなったらしてもいいのか?
・禁酒期間はいつまで?
・どの程度なら飲んでもいいのか?
・尿酸値下げる薬もらえるのか?
だったんですけどね。
結論、全部聞けませんでした。
というのも、聞くスキがなかったというのもあるし、なんか聞けなくなった、というのもあります。
診察室に入ったら先生が、
「やっぱり痛風ですね。見てください、この数値。(で、尿酸値と白血球の数値ともう一つなんかの数値の説明を受ける)
なので、当分禁酒ですね。で、様子見てまた薬かえましょう。でも、当分かかるでしょうね。」
と言われたんです。
その後に、尿酸値を下げる薬はもらえるのかと質問したところ、「あ、ある程度晴れが収まってからじゃないと逆に危ないんです。なんで後日また。」って言われて、なんかそれで納得しちゃったんです、私。診察は以上で終わり。
でも帰宅後、聞きたいこと気づいたんです。
質問も準備していたのに、なぜ?
理由は2つ。
先生が結論から話してくれたので、その結論で私が分かった気になってしまったこと。
もう一つは先生が「他なにか質問とかないですか?」と聞いてくれなかったので、私がわかった気になっている状態から戻ってこれなかったこと。
この2つです。
結論って抽象度が高いし、何しろ結論なんです。だからすっと耳にも頭にも入ってくる。
でも、実は詳細わかっているわけじゃない。だって結論なので。
なので、本来であれば私がそこで具体化していかないといけなかったんです。でも、それが出来なかった。
分かった気になるって結構怖いな、と改めて思いました。
上司と部下のやり取りでもこれ、良く起こります。
なので、「本当に大丈夫かな?」とお互い疑問を持ち合うくらいで適切に情報共有できるんだと思いました。
本当にお互いがわかっている事であればいいんですけどね。
情報の非対称性とか言う通り、上司サイドのほうが情報は多く持っているので、上司はわかっている。でも、部下は実はわかっていない、なんてことが良く起こります。
それは中々修正できないので、その前提で対話しないとね、という気づきでした。
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「おもろく学び おもろく働く」
■株式会社学庵(manabi-an) 代表取締役 森川 宗貴
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■CDA(Career Development Adviser)
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