Know-How ノウハウ

「やらない」を進めるには?_518

2025.04.08

おはようございます!
課長と組織を変える研修コーチ、学庵の森川です。

仕事でもそれ以外でも、やろうと思っているけどやれない事って色々あると思います。
例えば、健康のためのジョギングとかウォーキング。お酒を控える、とか。
仕事でいうと、「これやらなきゃ」と思っているけど、なぜか手を付けられない事。
中長期的に絶対にやっておいた方がいいのに、つい後回しになっていること。(マニュアル作成とか部下育成に関することとか)

やった方がいいってわかっている。でも、手がつかない、そんな感じの事は公私ともにあると思います。
「そんなことない!やればできるっっ」という鋼のメンタルの人にはこの先の話は必要ありませんが、大半の人はそうじゃないと思います。(勿論モリカワも)

昔の上司にこんなことを言われました。
「モリカワ君。できないには5つの理由がある。お金がない、時間がない、やり方がわからない、やるツールがない、やる気がない。の5つ。これができない理由はこの中のどれだ!?」
正直当時は詰められている感じしかなかったので、いい感じにてきとうに答えてたように覚えています。(だって、こわいんだもん)
でも、確かに言う通りなんです。
そして、実は最初の4つのハードル(時間、おかね、やり方、ツール)は意外となんとかなりやすい。なぜなら外的な要因なので、外部の力を借りることでなんとかなったりします。
い一番厄介なのは「やる気」です。内的な問題だから。

この「やる気」をもう少し細分化してみると、がっつり内的な要因と実は外的な要因に分けられます。
内定な要因は本当に思考や感情の問題です。
外的な要因とは、実は前述の「やり方がわからない」ことが起因して、「やる気がない」になっているケースが多い。
ってことは、やり方さえわかれば「やる気」の半分はクリアできそうです。教えてもらえばいい訳なので。

一番の問題は思考や感情など、理屈で割り切れないもの、です。
「やる気出せよ!」で何とかなるのは好きな事をしている時。部活とか、ですね。
でも、仕事ってそうじゃない。
「好きになればいいやん。」とか「もっと関心もてばやる気出るよ」って言われたこともありますが、それも難しい。
そう、私はそんなへなちょこメンタルの代表なんです。

そんなへなちょこモリカワが社会人28年間をどう生き抜いてきたか?
カギは3つあると思います。

1つ目はこのメルマガでも再三出てきたキーワード。「小さく始める」こと。
2つ目は「変化承認」。
3つ目は「ワクワクするゴールイメージ」
「小さく始める」はまさにそのままです。いきなり大きく始めようとしないこと。
仕事であれば「まずはここまでやってみよう。」と小さく区切ること。もう、これくらいならできるわ、という次元の小ささがベストです。
そして「変化承認」はまず自分でやってみてどう変わったのかを探すこと。
数字が1ミリでも動いていればOKです。
健康管理とかだと、例えば今日は体重計に乗った、というログをアプリに残してそれを見る。ログが増えたことを確認する。
それだけで、1ミリ進んだ、という変化を承認して少しだけ力になります。

私はここに加え、それを上司にわざわざ報告していました。
「こんなんやってみたら、こんなんなったんですよ。どうですか?」
はい、若干承認欲求強めの、面倒くさい部下かもしれません。でも、うちの上司はその辺よくわかってくれていて、「おーー、確かに変わったね」と言ってくれていました。これ、上司としての関わりとしては最高だと思います。まさに変化承認なので。

そしてそれらを続けるとどんな未来が待っているのか?
どんな成果がでるのか、でもいいですし、周りの人からどんな言葉をかけてもらえるのかな?でもいいかもしれません。
仕事に関してでいうと、私は「これやり切ったら役員陣全員びっくりするやろうな~」とか「こりゃ、社長に褒められるやつやわ」というのがエネルギーになっていました。やっぱり承認欲求高めの面倒な部下だったかもしれません。
仕事以外であればSNSとかでもいいですし、勿論お友達でもいいと思います。

周りからの承認って結構大きなエネルギーになります。
それを取りに行く、というのも実は大事な事なんだと思っています。他人のちからも借りよう、という事。

そういえば、私がギャップで働き始めて一番びっくりしたのは、成長意欲が高い人が多いな、という事でした。マネージャー(社員)ではなく、SA(アルバイトのスタッフ)の話です。
何か仕事をお願いすると必ず「もりもり、なんかこれについてフィードバックしてよ。」と言ってくる人が少なくない。
なので、こちらもフィードバックできるように相手の仕事をよく見ていないといけない、とも言えます。
でも、そんな人、私の周りにはいなかったので、ものすごく新鮮でしたし、確かにこれ、いいよね、と思いました。
だって、言わないとフィードバックしてくれない上司はたくさんいるから、です。

そういった意味でも、その人たちは主体的だったし、そんなメンバーに私も育てられたんだろうな、と改めて感じました。
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     「おもろく学び おもろく働く」
■株式会社学庵(manabi-an) 代表取締役 森川 宗貴
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■CDA(Career Development Adviser)
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