【読了】『静かな退職、という働き方』
2025.03.30
雇用のカリスマ、海老原さんの新著。やっと読みました。
読みながら終始感じたこと。それは、結構自分も洗脳されているんだな、という事。
簡単に言うと、「頑張らんきゃいけない」とか「期待を超えないといけない」という価値観に染まっている。
ちなみに私自身はそれが仕事の励みになっているから、私自身に関しては問題ないと思っています。だって、それが楽しいから。
でも、それを人に圧しつけるのはいけないし、そうでない人に腹を立てるのは筋違いなのかもな、とも思います。
色々な働き方があるし、働くことに対しての価値観も違う。
だから、自分と違う人を断罪してしまうのは違うよね、ともおもいます。
本書の中でも海外との対比が出ていて、非常に興味深い。
日本は労働生産性が低いともっぱらの評判だし、データ上もそう。
それは、過剰にやりすぎているから。
コンビニの店員にも不満がればいちゃもんつけ、取引先にも過剰な仕事を要求する。
社内でもよくわからない根回しがあったりとか、会議資料にとんでもない品質を求めてくる。
全部、とは言いませんが、なくてもいいものはたくさんある。それらをやめるだけでも労働時間が減り、労働生産性は必然的に高まるよね、と。
ただ、気を付けないといけないのは「ほどほどでいいんです」の「ほどほど」がどれくらいなのか?
抜群の成果を残す気もないし出世したいわけでもない。
そんな人をマネジメントするにはどうしたらいいのか?
私個人的には「そういう人なんだ」という前提に元に付き合うしかない。
一方で、私、ではなく、組織から期待値が必ずある。人事評価の項目。(行動評価を前提にして話しています)
その期待値は本人に伝え続けるし、そこに届いていなければ「届いていないよ」と伝え続け、勿論評価もその通りにします。
そのどうチームとして成果を出していくかを考えます。
私の悪い癖で、自分と同じように働いてほしい。
いや、働くべきだ。
と想い、そんなマネジメントをしがちです。そこは気を付けないとお互いストレスになりますね。
本書の後半で海老原さんが言われていた、「日本全体が忙しい働き方を推奨している」とありますが、確かにそうだよね~、と。
日本全体を変えるのは難しいですが、会社を変えることはできそう。
そんな制度設計をしつつ、組織風土を変えていく仕事もしてみたいな、とか妄想していました。