Know-How ノウハウ

プロセスが力になる?_510

2025.03.11

おはようございます!
課長と組織を変える研修コーチ、学庵の森川です。

先日(2月23日)姫路城マラソン走ってきました。
実は人生初フルマラソン。
どうなることやら、でしたが、4時間15分で無事完走しました。(ランニングウォッチの記録です)
初めてフルマラソンを走って改めて感じたことを共有します。

1つ目は応援ってやっぱりすごい、ということ。
1年前大阪マラソンの応援に行った時も感じましたが、自分が走る側になったらもっと強烈に感じました。

わざわざ遠い姫路まで友人が応援に来てくれて、沿道で待っていてくれる。(暖かいスープ付き)
嬉しいに決まっているし、それだけでエネルギーになりました。本当に。
沿道の人たちもすごい。
全く赤の他人の私に声をかけてくれて、私設エイドを設置し、ドリンクやお菓子、果物、えあさろなどでサポートしてくれる。
見ず知らずの私を応援してくれる。
ハイタッチしてくれるちびっこたち。
ものすごい力になりました。

私は声をかけてくれる人全員に返事をしたり手を振ったりしながら走っていたのですが、大学時代の対抗戦を思い出しました。
個人戦はめっきり弱かった私ですが、対抗戦はそこそこの勝率です。
仲間の応援が対抗戦はものすごい。
そしてもちろん自分が仲間たちの代表としてコートに立っている。
後輩たちの応援に応えながらプレーしている時の私は明らかに1割増しくらいの強さでした。
マラソンもそんな感じ。
声をかけてもらい、返事をするやり取りの中で私の中にエネルギーが充填されていきました。(すぐ放出しちゃうけど)

応援ってシンプルに「give」なんですよね。
そのgiveのやり取りがエネルギーになっていたのだと走りながら感じていました。
本当に感謝しかありません。

それともう一つは、目標設定の力、です。
今回初マラソンに参加するにあたって、結構準備をしました。
月間100キロ走ること。(走れていない月もあったけど)
1月中に30キロ練習はしておくこと。
エネルギーやアミノ酸補給のゼリー、脚攣り防止のゼリーなどの準備。
毎日鉄分のサプリを飲む。ファイテンの磁気テープを貼る。(他力本願?)
二日前からのカーボローディング(炭水化物施主)。前日はお酒飲まない。など等。

そして初マラソンなので、最低限の目標は5時間以内の完走。
あわよくばサブ4(4時間切り)。
現実的にはサブ4.5(4時間半切り)。
と目標を設定していました。

初出場なので、群衆の最後尾からのスタート。最初の5キロは団子状態でペースを上げられない。
でも、だんだん自分のペースで走り始めたら、自分のコンディションもいいし、中々いいペース。(5:40/キロ)
「もしや初マラソンでサブ4いっちゃう?」
とか調子に乗りましたが、予想通り30キロの壁。31キロのところで腿が攣り、脹脛も攣り一気にペースダウン。(というか、停止してストレッチしてる)
正直ここで一気に気持ちが萎えかけました。だって、脚めっさ痛いし。仕事にも支障をきたすから止める、という選択肢もちらつきました。
でも、ここで私のメンタルを支えてくれたのは自分で設定した目標とそのプロセスだったんです。
練習も他力本願なものも含め、準備して臨んだのに、ここで止めたらもったいない。
てか、自分で目標設定したんだから、最低限の目標くらい達成したい。
というか、むしろあれだけ準備したんだからいけるに決まってる。

という気持ちが明らかに私を支えていました。
ここで大事なのは「あれだけ準備したんだからいけるに決まってる」なんです。

これ、準備不足で臨んでいたら感じない事だし、ハートも折れやすい。準備不足だからあきらめもついちゃうんです。
でも、しっかり準備したならいけないはずはない、というエネルギーになっている。
私は仕事もスポーツも、やった分しか出せないと思っています。
だからこそ、活動量が大事。質も大事だけど量が不足したら何も生み出せなない。
でも、逆に言えばそこを抑えて活動していれば、そのプロセス自体が自分を支えてくれるのも事実です。

プロセスって大事なんだな、という気づきでした。
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■株式会社学庵(manabi-an) 代表取締役 森川 宗貴
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■CDA(Career Development Adviser)
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