おはようございます！
課長と組織を変える研修コーチ、学庵の森川です。

先週管理職向けの公開研修に登壇していました。
公開研修とはその名の通り、オープンに参加者を募って、ある会場でいろいろな企業の人が集まって同じテーマを学ぶ、というものです。
私はある公益社団法人にて9年位前から公開研修をいくつか担当しております。

なんですけど、その時は普段中々見られない光景を目にしました。
同じ会社さんから5人この管理職研修に参加されていたのですが、その会社の人が全員前から座り始めたのです。
そしてそれにつられるようにほかの方も前から座り始め、一番後ろの席は一番最後まで残っていました。
そして一番最後に来た人は、資料を置いていない、さらに前の席に座ろうとされたので、私が後ろに案内しました。（そｂの席はプロジェクターの熱がダイレクトに当たって熱いので）

これ、中々ないんです。
大体後ろから埋まるケースが多い。
そしてその日の研修は冒頭から熱い空気の中進みました。

はい。これ、リーダーシップなんです。
リーダーシップとは、自身の発言や行動、態度で周りに良い影響を与えること、です。
今回は前から座り始めた人のリーダーシップで周りの人に明らかにプラスの影響を与えていました。違う会社の人なのに。
というか、初対面なのに、です。
人の影響力ってすごいんです！！

ということは、逆に周りに悪い影響を与えることも実は簡単だったりします。
不貞腐れた態度をとる。
つまらない表情をする。
ネガティブな発言をする。
これをされると周りの空気はあっという間に暗いものになっていきます。

明るい職場で働きたいですよね？
だったら一人一人が明るい顔をしないと明るい職場にはなりません。
一人一人がおもろく働かないとおもろい職場にはなりません。
リーダーシップって別に管理職だけが発揮すればいいものではないんです。
だって、職場は色々な人の影響を受けながら空気が出来上がるから、です。

ただね。
人間ですから気分が悪い時もあるし、おもろくない時もある。
会社や仕事に不満を抱えていたら、そりゃあ、つまらない顔にもなりますよ。

私は「おもしろくない、つまらない」と思うことは仕方ないと思っています。だって、人間だから。
ただ、それをそのまま周りに垂れ流すのとは話が違う、とも思っています。

ネガティブな気持ちになった時こそ、心の一時停止ボタンを押しましょう。
一息ついて、自分がどういう態度をとるのか？どういう表情を作るのか？を考えましょう。どういう言葉を使うのか？を考えましょう。
そうしたら最適な態度、行動、発言をできるはずです。

ばっさりいうと、自分のネガティブな感情をそのまま垂れ流すのは、プロの組織人とは言えません。
だって、周りに悪影響を与えているから、です。

良い仕事環境を作ることは全員の仕事です。
誰かに言われなくても、それももちろん給与に入っていることを忘れてはいかんな、と改めて自戒を込めて。

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■株式会社学庵（manabi-an)　代表取締役　森川　宗貴
■ACC（国際コーチング連盟認定コーチ）
■CDA（Career Development Adviser）
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