おはようございます！
課長と組織を変える研修コーチ、学庵の森川です。

先日ある企業様で2年目社員さん向けのフォロー研修に登壇していました。
その時、先方のリクエストで「仕事が今楽しいかどうか聞いてほしい」と言われたので、参加者に聞いてみたんです。その理由と併せて。
ちなみに2年目の彼らは1年間研修期間があり、現場配属されて丁度〇１年たったくらい、です。

結果はなんと、１対９で「楽しくない」が9割、でした。

まあ、正直この結果は予想通りでした。
だって、私も2年目の時仕事が楽しいと感じたことは「全くなかったから」です。

面白くない理由も私と似たような感じです。
身体がしんどい。上司や先輩がきつい。何やっても怒られる。できない自分が嫌。理不尽。わけわからん。など等。
私が2年目の時ですが、やはり同じような感じですが、とにかくしんどい。仕事が多い。部下（アシスタント）の面倒見切れない。上司が助けてくれない。先輩が怖くて何も聞けない。毎朝常務に怒られるのが嫌すぎる。なにやっても褒められない。仕事が出来なさすぎる自分に嫌気。とにかく面白くない。など等。

はい。ほとんど他責です。
私の場合は営業したくてあの会社に入ったのに人事に配属されたから、尚の事「なんでやねねん」という気持ちが強かったことを覚えています。

ただね。
手前味噌みたいな言い方になりますが、私多分会社からはものすごく期待されていたんです。
だって、人事部としては8年ぶりの新入社員。
そして2年目には任せないだろうという大きな仕事を任せてくれました。（社長賞の事務局、社員食堂のリニューアル、テニスコート建設と運用ルール索敵、福利厚生サービスの拡充等）
そして口頭でも「森川君には期待しているよ」とも何度も言われています。
自覚はありました。

でも、楽しくないんです。面白くなかったんです。そして3年で辞めちゃったんです・・・。

なんでこうなったか？今ならわかります。
「成功体験を実感していない」んです。
前述のとおり大きな仕事を任され、ポンコツながらもなんとかやり切ってはいるんです。
でも、1ミリもそれに対して成功実感を感じたことはありませんでした。
勿論他にも小さな仕事をやり切ったものもあります。でも、一緒です。成功実感を味わったことないんです。
何故か？

周りからそれを言われたことがなかったから、なんです。

そんなん自分がわかっておけばいいやん。
まわりに言われないから成功実感がないなんて、他責思考だ。

とか言われるかもしれません。
でも、周りから一言言ってもらう、これ、超重要なんです。
何故か？
周りからの評価でしか自分の仕事っぷりはわからないから、なんです。
自分じゃ気づけない。だから周りの人が一言でいいから何か伝えるってものすごく重要なんです。

「期待されている」とか「ちゃんとできている」と気づくことで良い自己概念を持ち、行動もより積極的になります。
勿論逆に「きたいされていない」とか「自分は全然だめだ」と思うことで悪い自己概念を持ち、行動も消極的になります。
大事なことは周りの人がそれに気づかせることなんです。

前述の企業さんの2年目社員で、仕事が楽しいと感じているかどうかの境目もまさにそこでした。
楽しいと感じている人は成長実感を持っている。それは周りの人がちゃんと声をかけているし、フィードバックをしているんです。
できていたらＯＫと言ってくれるし、だめならダメと言ってくれる。でも、そのあとできたらＯＫと言ってくれる。とのことでした。

ほんのちょっとの事なんです。
別にべた褒めする必要もありません。

仕事の評価を伝えるかどうか？
それで働き甲斐を感じるかどうかが変わってくるのです。
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■株式会社学庵（manabi-an)　代表取締役　森川　宗貴
■ACC（国際コーチング連盟認定コーチ）
■CDA（Career Development Adviser）
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