頭の良さ、とは?_557
2025.09.12
おはようございます!
課長と組織を変える研修コーチ、学庵の森川です。
先週1週間お盆休みだった企業様も多かったのではないでしょうか?
そんな私も先週数日夏休みを頂き、長野県の佐久にソロキャンに行っていました。
そのキャンプ場で私のテントの近所にいた男性たちのお話です。
2人ともバイクで来られていて別々にテントを設営していますが、仲がいいのでしょう。
ずっとしゃべっているんです。
まあまあ大きな声で。
いや、かなり大きな声で。
そのサイトには他にはカップル1組とファミリー1組。私みたいなソロが2人いました。
結構広いし森の中。
皆静かに過ごしているのですが、この男性2人だけずっとしゃべっている。大きな声で。
はっきり言ってマナー違反なのですが、それはここではおいておいて、何が起きるかというと、話の内容筒抜けなんです。
だって、皆静かだから。
特に声が大きい男性の話が結構印象的だったのです。
彼曰く、
「頭がいいと勉強ができるのは違う。
俺は勉強はできないけど、頭はいい。
逆に、勉強できても頭はよくない人もいる。
俺は勉強はできないけど、色々な経験を積み、自分の頭で考えて行動できるようになった。
勉強できても自分で考えて行動できない人もいる。
そこが違うんだ!」
と熱弁されていました。
正直自分の事を頭がいいという時点で「???」ではありますが、一理はあるな、とも思いました。
でも、「一理は」なんです。
そもそも勉強できるのと学習するということは全くの別物です。
勉強はあくまでインプット。
学習はインプットもありますし、その男性が言うように自身の経験から学ぶこともあります。
もっと言えば、他人の経験からも学ぶことは出来ます。
そしてそれらを活かして次の行動につなげることが学習だと思っています。
だから勉強と学習はちがう。
そのへんはその男性の言っている事には同意します。
ただ、違和感も同時にあります。
というのは、学習の中にはインプットも含まれています。
つまり、勉強することもそうだし本を読むこともそうだと思います。
このインプットが増えれば当然学習の質も向上します。
例えば資格の勉強もそうでしょう。
資格を持っている=仕事ができる、ではありません。
ただ、その資格を取る過程で勉強して色々な知識が増えていきます。
その知識は仕事の活かせますよね?
法律の知識や技術的な知識。危険物の取扱の知識。全部仕事に活かせます。
つまり、勉強によるインプットは学習の質を向上させることにもつながります。
経験を活かして仕事の質を高めること。
勿論それは大事です。
でも、勉強してそれを活かせば質の向上はもっと加速する。
ということは勉強しないで仕事の質を高めようとしないのはまずいのです。
だって、より良い仕事をしてお客様や周りの役に立つことが仕事だから、です。
そして自分に求められることもどんどん難易度は上がっていきます。当然それに応えなければいけません。
周りの環境もどんどん変化してきます。それに対応しなくてはいけません。
知らないからできない。わからないからできない。
だったら「わかる」努力をしないといけません。
何も勉強しないで過去の経験値でものを判断する。これはだめです。
でも、素敵な大人たちは日々勉強もしているし学習もしています。だから素敵なんです。
何歳になっても勉強も必要だよな。
という事をキャンプ場のでかい声の男性の話を聴きながら考えていました。
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「おもろく学び おもろく働く」
■株式会社学庵(manabi-an) 代表取締役 森川 宗貴
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■CDA(Career Development Adviser)
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