どんな眼鏡をかけるのか?_532
2025.06.13
おはようございます!
課長と組織を変える研修コーチ、学庵の森川です。
先日ある企業様で「1年後フォロー研修」に登壇したのですが、その時に感じたことを共有しますね。
着地点なく書きますが、きっと着地します。
2日間の研修だったのですが、率直な感想は「2年目といっても幼いな」という印象でした。
というのは、挨拶がしっかりできなかったり、言葉遣いがおかしかったり、所作がところどころ子供っぽい。(歩き方がだらしないとか、ものの授受が雑だとか)
というところが目に付いてしまって上記の印象になりました。
でも、同時に「まじめ」という印象も持ちました。
ワーク等皆真剣に参加するし、グループでのディスカッションタイムでも意見を発信する。
結構難易度の高いワークも全員で協力してクリアしましたし。
なので、幼いけどまじめ、なんです。
これは何が起きているか?
下手すると、冒頭の「幼い」という印象を持つとそればかりが先行してしまい、彼らの良さを見いだせない可能性があります。それくらい最初の印象って大きいので。
ただ、私の場合参加者の良いところ探しをするのがある意味仕事でもあるので、「なんか良いとこあるだろ?」という眼鏡をかけて参加者をみているので、良いところを発見しやすい。
私はギャップで働いている時、「1日1褒め」というのをやっていました。
これは私が店にいる間にシフトインしてきたスタッフ全員を1日1回褒める、というもの。
いくつかの効果を狙ってこれは実践していたのですが、それについては今回の趣旨と違うので割愛します。
この1日1褒めは結構大変なのですが、やはり褒め褒め眼鏡をかけてスタッフを見ていると、なんらか発見することができます。
人は他人に対して「あの人はこうだよね」とレッテルを貼りがちになるのですが、それを防ぐためにも1日1褒めは役に立ちました。非常にニュートラルな状態でスタッフと相対することができました。
ここまで書いていくとなんか、ポジティブな眼鏡をかけよう、みたいな話の趣旨になってしまっていますが、実はそれをしなくても相手の良いとこ探しってできるんです。
冒頭のフォロー研修の話に戻ります。
その時の参加者さんたちの一番素晴らしかったところ。
それは「素直さ」なんです。
冒頭の「幼さ」については研修の中でもフィードバックしています。特にマナー面。
というのも、マナーは相手への気遣いでもありますので、それをおざなりにする≒相手に気遣いがない、という事になってしまうから。
でも、そのフィードバックを皆さん真摯に受け止め、その直後から行動が変化する。
その変化が見えるので、私も「ちゃんとやるようになったよね」というポジティブなフィードバックができるのです。
良いとこ探しは難しいケースもあります。
でも、変化を見つけるのはそれほど難しくありません。
だって伝えたフィードバックが伝わったのか?を確認するだけなので。
そしてこういうポジティブワードが多く飛び交う職場の空気って働きやすいだろうな、と思うのです。
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「おもろく学び おもろく働く」
■株式会社学庵(manabi-an) 代表取締役 森川 宗貴
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■CDA(Career Development Adviser)
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