同じ方向を向くには?_511
2025.03.14
おはようございます!
課長と組織を変える研修コーチ、学庵の森川です。
先日ある企業様の部長さん向けに「経営者目線を養う」みたいなテーマの研修を実施しました。
経営者目線なので、その時もちろん、所謂 「Mission」「Vision」「Value」の話になるんです。
順番に、経営理念や想い。理念を形にするとどんな未来が待っているのか?行動指針。です。
部長さんに限らず管理職研修では結構このテーマを扱うことが多い。
だって、経営者と同じ方向を向いていないと、事業が迷走するから、です。
なので、手を変え品を変え、これらを言語化するワークは色々な研修で扱います。
そして結構皆さん苦労されることが多い。
今回もそうでした。
ただ、皆さんのワークのアウトプットを見ていて2つ気付いたことがありました。
1つ目は、行動指針から考えていくと結構考えやすい、という事。
経営理念やビジョンの言語化は結構皆さん苦労されるんです。
ただ、逆に行動指針をより具体的にする。
つまり、これって自分たちの部署や仕事なら何をどうすることなのか?の言語化は結構スムーズだったりします。
多分考えやすいのだと思います。テーマが「仕事」や「行動」なので身近なのでしょう。
そういえば私が昔勤めてたギャップというアパレルでは、社員は勿論、アルバイトのスタッフも皆、「Words to live by」という7つの行動指針を大事にし、徹底していました。
そしてこの7つがそのまま人事考課につながるし、何よりもこれらが良い仕事につながるって実感している。だから納得感があって理解し、受け入れていました。
一方でギャップの理念は「カスタマーに素敵なショッピング体験を」でしたが、この浸透はイマイチだったと記憶しています。
身近かどうかは結構大事よね、と改めて感じました。
2つ目。
その行動指針の具体化は、対象となる関係者を絞ると考えやすい、ということ。
つまり、顧客、上司、部下、パートナー企業、他部署、等仕事で関わる利害関係者を特定し、その人たちの期待に応え価値を生み出す行動とは何か?と考えるとキーワードはたくさん出てきました。
どうしても経営者目線だと、経営理念⇒ビジョン⇒行動指針、と落とし込みたくなりますが、現場レベルだと逆のアプローチがよさそうです。
行動指針を具体化する⇒そうするとどんな世界が待っているのか?のビジョンを具体化する、つなげていく。⇒それが経営理念に沿っているかを確認する。
勿論各企業様の中での役職者の立ち位置や役割に拠るところは大きいですが、そんな思考のプロセスもあるのね、と感じたので共有します。
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「おもろく学び おもろく働く」
■株式会社学庵(manabi-an) 代表取締役 森川 宗貴
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■CDA(Career Development Adviser)
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