顔を見ているか見ていないかでいろいろ違う?_506
2025.02.25
おはようございます!
課長と組織を変える研修コーチ、学庵の森川です。
銀行手続き物語その2です。
先日某銀行でのやり取りからの気づきを共有しましたが、(前回の内容は以下リンから見れます)その続編です!
まあ色々ありましたが、組織変更による無事銀行口座の名義人の変更は終わりました。
と思ったのですが、そうでもありませんでした。まだまだ続きます。
ある日自宅で仕事をしていたらその銀行さんより架電あり。
内容を簡単に説明すると、インターネットバンキングを利用しているのですが、元の会社名義でのインターネットバンキングが使えなくなるとのこと。(もちろんトークンも)
なので、いつまで今の名義で使うのか?閉鎖日を決めてほしい。そしてそのあと改めてインターネットバンキングの利用申し込みをしてほしい、とのこと。
「????????????」
でした。
だって、口座の名義変更は終わっている。当然ネットバンクもその口座に紐づいているのに、なんでそこだけ一旦廃止して改めて申し込みがいるの??
頭の中は?だらけ。
いかん。こういう時は一時停止ボタンを押して、優しく訊こう、と自身に言い聞かせて訊きました。
「すいません。ちょっと意味が分からないです。だって、口座の名義変更終わってますよね?ネットバンクもそこに紐づいているのに、なんで一旦廃止してまた再度申し込みしないといけないんですか?もう10年以上御行とお付き合いしていますよね?その手続きの目的が理解できないので、説明してもらえませんか?」
と聞いたら、
「本部から改めてネットバンク使うなら審査がいるから、とのことなんです・・・。」
でた。一番言ってほしくない言葉。
その後いくつかのやり取りを経て、私の一時停止ボタンが限界になりそうだったので、
「わかりました。とりあえず2月末まで今のもので利用します。振込とかいろいろあるので。その後どうするかはそのあと考えます。その手続きはどこに行ったらいいですか?」
と聞くと、「どこの支店でも大丈夫です。」とのことでした。
電話を切った後、「この銀行やっぱりやめようかな。」とか考えつつ、でも、なんやかんやでいろいろ便利なので仕方がない。
電話してくれたとこよりも近くに別の小さい支店があるので、そこに申し込み用紙をもらいに行きました。
そしたら、その小さな支店の人は「ごめんなさい。法人口座の事はさっぱりわからなくて・・・。」と言われ、結局電話でやり取りした支店にいくはめに。
正直「むむむ」と思いましたが、その小さな支店の人も一生懸命調べてくれていたので、まあ、しょうがないな、という穏やかな気持ちにはなっていました。
そして件の支店に行ったら、窓口は前回の人。(というか、さっきの電話の人)仮にGさんにしましょう。
私は心の中で「Gさんも私の顔見るの嫌やろうな・・・。」とか思いつつ窓口へ。
それで、申込書をもらいに来たこと。小さな支店ではわからないといわれ結局こっちに来たことを伝えると、Gさんもすまなそうな顔。
そして改めて手続きについて説明してくれました。
でもね。
正直説明の内容は納得感高くない。
結局電話の時と一緒で「本部がこう言っている」とか言ってくるので、利用者からするとなぜその手続きが必要なのかわからない。
もっと残念だったのが、利用限度額も最初の申し込みだと50万円がMAX。それ以上引き上げるには再度手続きが必要とのこと。
「なんで?今1000万円までの利用限度額にしているのに。申し込んで審査通ってさらに限度額引き上げる別の手続きがいるの?なんで???」
なんです。
さっぱり意味が分からない。
あ、でも金融機関にお勤めの方はきっとそれ、当たり前やし、と思われてるのかも、ですね。
まあ、なんしか説明レベルは納得感低いんです。
でも、実はこの時私全然イライラしなかったんです。
というのもこのGさんが、説明っぷりは本当にいまいちなのですが、一生懸命本部に電話して色々かけあってくれていえる。その姿を私見ているんです。
限度額の申請も一度でできないかを聞いてくれているし、なんとか私の手間を減らせないかを考え行動してくれていました。
それと、その進捗を私にも報告してくれるんです。
「今本部とこんなやり取りしていて、この部分だけでもなんとかならないかの返事待ちなんです。」みたいに。
この時点で不思議なことに私のGさんの間には妙な連帯感みたいなものが生まれていたんです。
多分Gさんの一生懸命さが私に伝播したんですよね。
私のために色々頑張ってくれている。
なんか、仲間みたいな感じになっているのが不思議でした。
思い返すと、人事の仕事している時、色々な企業さんとお付き合いしましたが、その中でも何人かは戦友みたいになっていて、今でもお付き合いは続いています。
正直私と付き合うの、大変だったと思うんです。
私は値切るのとかはあまり好きではないので、費用面で無理を言うことはあまり在りませんでしたが、求める仕事の基準は高かったと思いますし、そこに妥協をすることもありませんでした。だって、妥協しちゃうと成果が出ないから。
高いレベルの仕事を求める分、こちらができる協力や調整は私の全力でやっていました。
なによりそのほうが仕事がおもろいし。
でも、その全力のぶつかり合いが連帯感を生み出し、仲間となり、戦友になったんだと今は思っています。
今回のGさんもそれに近い。
ただ、電話のやり取りだけではここまでなっていなくて、その姿を見たからこそ、私に伝わるものがあったよね、という話でした。
だからお互いの姿を見ながら仕事するって大きな意味があるよね~、と改めて感じました。
ちなみに、その手続きは結局何も楽にはならず、一度申し込みに行って、限度額の件は別途になりましたので、何も変わっていない・・・。
ま、しょうがない。
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■株式会社学庵(manabi-an) 代表取締役 森川 宗貴
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■CDA(Career Development Adviser)
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