当たり前のレベルを上げるには?_499
2025.01.28
おはようございます!
課長と組織を変える研修コーチ、学庵の森川です。
昨年12月にハーフマラソンの大会に出場しました。寛平マラソン、というレースで、その名の通り寛平ちゃんが主催されている大会です。
実は私、マラソンとかの大会に出るの、初めてだったんです。
大阪環状線1周ランなど、25キロくらいを走ることは結構な頻度であるのですが(ランナーの友達が多いので)、大会は初挑戦。
というのも、2月の姫路城マラソンにも出るのでフルマラソン走る前にハーフ走っておこう、という感じです。
今回この大会に出るにあたり、1つだけ自分の中で決めていたことがありました。
それは、
「全力で行くっっ!」
ということ。
というのも前述の大阪環状線とか走る時って結構ゆっくり目のペースなんです。所謂ファンランなので。
また、一人で10キロくらいジョギングする時もそこまで自分を追い込めてないんです。
大体1キロ6分ペースで10キロを1時間、みたいな。
でも、今回はフルマラソンの布石でもあるので、全力で走ると脚がどうなるのか心肺がどうなるのかを知っておきたかったんです。
だから全力で追い込もうと決めていました。
結果はハーフを1時間50分。2時間は切るつもりでいたので及第点。
そして心肺はどうもありませんでしたが、やはり脚には負担がかかったことも分かりました。
そしてこの大会の2日後からジョギング再開したんです。
そうしたら何が起こったか。
まだ脚の疲労は残っていたので、軽めに走ろうと思っていました。
なんですけどね。
終わってみれば10キロを平均で5分40秒/キロ、で走っているんです。
しれっと私の当たり前のレベルが上がった瞬間でした。
一体何が起きたのか?
要因は2つあると思います。
1つ目は、ハーフ走る時に「2時間切る」と目標設定をしたこと。
当然普段のジョギングペースではクリアできません。いつもよりほんの少し速めに走らないいけない。
この、ほんの少し高い目標設定が絶妙だったのだと思います。
2つ目は、全力を出したこと。
全力を出すと当然色々と負荷がかかります。でも、その代わりその負荷に耐えられる心身を身に着けることができるので、当たり前のレベルが上がるのは当たり前なんです。
そう。これもちろん仕事も一緒です。
ほんの少しストレッチした目標を設定すること。そして全力をだすこと。
この2つがそろうことでその人の当たり前のレベルは上がります。
私は管理職時代、自分の部下たちにはこの2つを意識的に実行していました。
部下がミスをしても怒ることは基本ありませんが、手抜きが原因でミスをしたり何かが未達に終わったときは厳しく詰めます。
分からないことは分かればいい。
できないことはできるようになればいい。
でも、手抜きは絶対ダメ。もちろん私自身もそれを実行していました。
でも、それでも抜ける時はあります。未熟なので。
でも、こういう機会を創り、こういう経験をさせることが部下育成につながるよね、という話でした。
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■株式会社学庵(manabi-an) 代表取締役 森川 宗貴
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■CDA(Career Development Adviser)
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