近くも遠くも見ないとだめよ、という話。
本日も5時起きしてロードバイクで山登りしてました。
勿論キツイです。
上りを上手く登るには「ケイデンス」が大事。ペダルの回転数です。
これをある一定以下に落とさない(目安70~80)で回し続けることで、足の力で押すのではなく、ペダルの回転で登っていく、そんな感覚です。
そもそも上り坂はきついです。自然と下を見てしまうし、しかもサイクルコンピューターを見るためにやはり下を見ざるを得ない。
つまり、近視眼的な視界になりがちなんです。上りは特に。
でも、自分が進む先を見ていないと、これまた危ない。
路面状況を見ておかないとタイヤをとられて落車するかもしれない。
いきなり人が出てくるかもしれない。
そもそも山だから動物注意。
近くだけを見ていると気づけないことが沢山あります。
もっと言えば山の緑や空の青さなども気づかないかもしれません。
両方見ようね、ってことなんです。
仕事も一緒ですよね。
目先の数字も勿論大事。
目先のタスクも勿論大事。
でも、その先にある、「そもそもその仕事の目的」から目を離すと目的にたどり着けなくなります。
売ればいいんだろってなってしまう。それは違う。
世の中に貢献するために会社は存在し、そのために仕事があるのです。
もっと言えば社会とか他の会社とか、周りの社会情勢も見て感じておかないと、ずれに気づけなくなるかもしれません。
私は研修の中で「蟻の目と鳥の目」が必要、とお伝えしています。
片方だけじゃダメです。
両方を使うことで仕事の効果性は高まるのです。
目標は共有することで達成確率が一気にあがります、という話。
昨日大阪城リレーマラソン、というランイベントに参加してきました。
私が所属(?)している「背高会」という会があり、そのメンバーと。
リレーマラソンとは42.195キロを2㌔ずつに分け、のべ21人でタスキリレーする、というもの。
ゆるーいイベントなのかと思っていましたが、当日に驚きの事実が。
「4時間でタイムアップ」
つまり、4時間で走りきらないとゴールできないのです。
1回2キロ。それを21回。で、4時間以内。
ということは2キロを平均12分以内で走らないとゴールできない、ということです。
普段の私のジョギングのペースは10キロ60分。つまり2キロは12分。これじゃあだめ、ということです。
一気にハードル上がりました。
でも、どうしてもタスキをアンカーまで届けたい。
そんな思いがチーム内で共通認識になりました。
そう。4時間以内で走り切ろう、という目標が共有されたのですね。
(ちなみに今回は13人のメンバーだったので、8人は2回走ることになる)
勿論個々の走力には差があります。
でも、それも踏まえてクリアしたい。
そんな思いが全員を本気にさせました。
毎回ラップタイムを計り記録し、共有することでさらに負けん気が煽られる。(私だけ?)
結果。
見事4時間クリア。3時間40分!!
別に難しいことは何もしてません。ただ、共有しただけです。
仕事でも一緒です。
自分たちが何を目指しているのか?それが共有されるだけで、自立した人は勝手に考えて動いてくれます。目標達成のための難しいメソッドなんて必要ないのです。
例えば会議。
会議の目標、決めて共有されていない会社は本当に多い。
例えば「この会議の目標は〇〇の件について具体的にアクションプランを決めて、明日から行動できる状態」とか決める。
それだけで議論が目標に向かいます。
事業上の目標も共有されていないケースが非常に多い。
「しているよ」という経営者も多いですが、一人一人が理解していなければ全く意味はありません。
現場レベルの共通認識にする。
ただ、それだけ。
でも、パワフルです。